実は非常に重要なMA-1のクリーニング

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フライトジャケットとして誕生したMA-1は、今やおしゃれアイテムとして多くの人によって着用されてます。また防寒性に富んでいることから、バイクに乗る人たちの間でも人気のあるアイテムです。MA-1は汚れが付きにくいナイロン素材でできています。そのため汚れを軽くはらっていればクリーニングに出す必要などないと考えるかもしれません。しかしこのMA-1をクリーニングに出すことはとても重要なのです。ではその理由について見ていきましょう。

 

 

 

「通気性が悪い」

 

先にも述べたように、MA-1は防寒性に富んでいます。これは外側のナイロン素材によって冷気が内部に入るのを防いでくれることと、外地と裏地の間に入っている中綿が体から発せられる熱を逃がさないようにしてくれるからです。しかしこれらのMA-1の特徴は、通気性を失わせています。冬場にこのジャケットを着用するからといって、必ずしも汗をかかないとは限りません。電車通勤している人などは駅のホームでは外気にさらされているために寒さをしのがなければなりません。しかし車内には入れば暖房と熱気で温かくなり、汗をかくことがあります。MA-1着用時にこうしたことが生じると、汗はジャケットを濡らしてしまいます。

 

もちろんMA-1はジャケットですので、その下にはインナーを着用します。そのため汗が直接MA-1を濡らすことは滅多にないかもしれません。それでもジャケットの中で蒸発した汗が中綿に染み込み、そこに留まることがあります。このような状況が生じるとMA-1から嫌な臭いが発せられるようになります。また最悪の場合、中綿や裏地にカビが生えてしまいます。とりわけ中綿に生えたカビは目視できないために気づかないこともあり、その状態でMA-1を着続けると健康に被害が及ぶこともあります。

 

 

 

「なぜクリーニング?」

 

上記でも考慮したように、MA-1は汚れていないようで汚れていることがあるために、クリーニングに出す必要があります。もしかすると丈夫なナイロン素材でできているためにクリーニング店に持って行くのではなく、自宅で洗濯できるのではないかと考える人がおられるかもしれません。もちろん汚れを落とすだけであるのなら自宅でも洗濯できます。

 

しかしMA-1に入っている中綿は、水分を吸うと移動してしまいます。一般的にはジャケットは洗濯後にハンガーにかけて干されます。自宅で洗濯したMA-1をこのような状態で干すと、中綿は全て下に移動してしまいます。またMA-1の中綿にウールが使用されている場合、自宅で洗濯するとそれらが縮んでしまいます。このような状況はMA-1の形を変えることになるために、お勧めできません。

 

またMA-1にはおしゃれなワッペンがついているものもあります。クリーニング店で特別な洗剤を使用して洗ってもらうことで、これらのワッペンをきれいな状態に保つこともできるために、MA-1をベストな状態に回復させるためにはクリーニングが一番です。

 

 

 

「頻度は?」

 

MA-1をクリーニングに出す頻度ですが、やはり他のコート類と同じで1年に1度、シーズンオフに入る前に出すのがよいとされています。先にも触れたように、MA-1の中綿は非常にセンシティブです。そのためプロが特別な薬品を使用して洗濯しても多少の移動や縮みは避けることができません。このフライトジャケットをいつまでもおしゃれな形にキープしたいのであれば、頻繁にクリーニングに出すのを避けるようにするべきです。

 

また汚れが付きにくいナイロン素材であるとはいえ、落ちにくい汚れが付くこともあります。たとえば油性のものをこぼしてしまった場合などです。このように自分ではどうにもできないような汚れがついてしまった場合はすぐにクリーニング店へ持って行くべきです。また注意するべき点として、MA-1の首周りと袖口はリブとなっており、汚れが付きにくいナイロンではなくコットン素材が使用されています。これらは素肌に直接触れることが多く、特に汚れやすい場所となっています。そのため首周りと袖口はこまめにチェックし、汚れが付着していないかどうかを確かめるようにするべきです。

 

MA-1のカラーはセージやブラックといったようなダーク系、そしてベージュといったものがポピュラーです。そして当然のことながら首周りや袖口にもこれらのカラーが使用されています。こうしたカラーは汚れが目立ちにくいために、汚れていても気づかないことがあります。この点を考えても、首周りと袖口のチェックは非常に重要であることが理解できます。

 

 

 

丈夫なナイロン素材でできていることから、ついついケアレスになってしまうMA-1ジャケットですが、いつまでもかっこよく着こなすためにはそれなりの努力が必要なのです。その点で年に1度のクリーニングは基本であるといえます。MA-1の大敵は汗ですが、汗をかかないとしても雨に濡れたりした場合は必ず中綿に影響が及んでいますので、この点も考慮しつつ定期的なクリーニングを心がけるべきです。

 

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